歯の痛み・虫歯は自然に治ることはありません

歯の痛みは早期治療が肝心です

歯の痛み

歯の痛みはさまざまな原因がありますが、虫歯でも違う原因でも、そのまま放置すると症状が悪化する場合がほとんどです。

早めに歯科医院への受診をして応急処置をし、また“その原因を確かめること”をお勧めします。

歯の痛みの種類

歯の痛みは、知覚過敏や虫歯が代表的ですが、他の原因でも痛みが発生することがあります。

歯が割れている

咬み合わせの不良や、歯科治療を繰り返して歯の強度がなくなったりすると歯が割れてしまうことがあり、痛みが出ることがあります。多くの場合割れてしまった歯は、抜歯になる場合があります。

咬み合わせの問題

人間の咬み合わせは常に変化するものです。歯科治療をきっかけに本来の噛み合わせの位置が変わったりすると、一カ所に力が強くかかりすぎて(当たりすぎて)、痛みが出ることがあります。咬み合わせ由来の痛みは、噛み合わせの調整、矯正による歯並びの改善を検討します。

歯の根、顎の骨の痛み(噛むと痛い)

「ものを噛むと痛い」という症状は、多くの場合、歯の根、または顎の骨の異常です。歯の根に異常がある場合、細菌が神経から顎の骨まで達していたりすると、噛んだときに痛みが発生することがあります。

全身的な異常

歯や口腔内には異常は診られませんが、他のお身体の部分の異常で神経が圧迫されると、歯痛が発生するケースもあります。この場合には内科・外科・心療内科などでの診断・治療が必要となります。

上記のように一部のケースをご紹介しましたが「歯が痛い」と一口にいっても、さまざまな原因が考えられます。痛みと症状がひどくなる前に、一度ご来院・ご相談ください。

根管治療(深い虫歯)

虫歯の進行が神経(歯髄)にまで感染している場合には、歯の根の内部を消毒して治療する「根管治療」が必要になります。

歯科用マイクロスコープの導入

マイクロスコープ

当院では歯科用に特化した高性能なマイクロスコープを導入しております。マイクロスコープを使うことで肉眼の16倍率の視野で、より正確で精密に根管治療を行うことができます。

根管治療のポイントは感染した細菌の除去

根管治療

マイクロスコープは肉眼では見えない部分までを明るい視野で高倍率で確認できますので、細菌で感染した神経もより正確に除去・清掃が可能です。これらの取り残しが根管治療の成功率を下げるとも言われています。

残念ながら、医科の手術では普及率は高いものの、日本でマイクロスコープを使った歯科治療を実践している歯科医院は全体の数%程度が現状です。

小さな歯や歯の神経は、脳や心臓の血管と同じくらい細かなミクロの領域です。マイクロスコープを導入することもはや必然であり、これからさらに普及が進むでしょう。

その歯科医院がマイクロスコープを導入しているからといって根管治療の優劣が決まるわけではありません。歯科医師の技術力の前提があってこそです。

虫歯の原因

ミュータンス菌

虫歯の原因は「甘いものをよく食べる」「ブラッシングをしていない」といったことが一般的な見解ですが、原因はそれだけではなく下記の様にさまざまな原因が重なることにより発症します。

  • ブラッシング方法の癖・間違いによる磨き残し
  • 食べ物(糖質・砂糖など甘いものを含む飲食物)
  • 咬合由来(咬み合わせが合っていない歯の隙間に溜まったプラーク)
  • 歯質が弱い(体質や病気、薬の副作用などによるもの)
  • 虫歯菌の原因となるミュータンス菌などの増殖
  • 食生活・生活習慣の乱れ

虫歯の進行段階と治療方法

虫歯は放っておいても自然に治ることはなく、どんどん悪化してしまいます。虫歯の段階と治療法を確認して、進行させないように早めに歯科医院を受診しましょう。

C0:最初期

C0:最初期

歯の表面を覆うエナメル質が少し溶け出し、白濁が見られます。この段階の虫歯は痛みは感じません。

適切なブラッシングと予防治療により再石灰化して治ります。

C1:初期

C1:初期

歯の表面のエナメル質が溶け始め、歯の表面が黒くなります。痛みはほとんど感じませんが放っておくと虫歯が進行する状態です。

虫歯を削ってコンポジットレジンなどの白いプラスチック修復材を詰めるか、進行防止の治療を行います。

C2:中期

C2:中期

エナメル質の下の象牙質まで虫歯が進行した状態です。甘い物や冷たい物がしみるといった自覚症状が現れます。

虫歯の部分を削り、詰め物(インレー)か、被せ物(クラウン)の治療をします。

C3:後期

C3:後期

象牙質によって保護されていた歯の神経(歯髄)まで虫歯が進行した状態です。何もしていなくても激しく痛みます。

事前に根管治療(歯の神経を取り除く治療)が必要で、最終的に被せ物(クラウン)を装着するのが一般的です。

C4:末期

C4:末期

歯の大部分が浸食し、歯の根まで虫歯が進行して化膿している状態です。神経が壊死しているため痛みはなくなりますが歯根先端が化膿すると再度激痛が発生します。

多くのケースでは抜歯が必要です。抜歯後はブリッジ、入れ歯、インプラントなどで治療します。

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